こんにちは。kuroです。
では早速前回の続き、wordpressのプロビジョニングから行っていきましょう。前回でターミナルから抜けている人は、もう一度ログイン→ルートユーザーに切り替えをお願いします。
3. WordPressのプロビジョニング
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# kusanagi provision kusanagi-test |
これで[/home/kusanagi/kusanagi-test]というようにディレクトリが作られます。kusanagi-testのところはドメイン名とかにしておくといいと思います。プロビジョニングを複数回して、マルチサイトを構築する時に分かりやすいですので。
Worpdressの言語設定です。日本語なので2を。
ホスト名の設定です。Azureから割り当てられたサブドメインをここでも使います。
Let’s Encyptの登録です。する場合は任意のメールアドレスを入力してください。今回は登録しないのでエンター二回でスキップします。
データベース名を設定します。
データベースユーザー名を設定します。
データベースのパスワードを設定します。
以上でWorpdressのプロビジョニングは終了です。
4. Worpdressの復元
あらかじめ取っておいたWordpressのバックアップファイルから、wp-content以下の「plugins」「theme」「uploads」フォルダをアップロードします。
FTPソフトは今回filezillaを使います。
・ホスト名にはAzureで確認し、パブリックIPアドレスを入力。
・プロトコルはSFTP
・ログオンの種類は通常
・ユーザー名は「kusanagi」
・パスワード
filezillaの設定はこんな感じです。
ディレクトリ構成はこのようになっています。プロビジョニングの最初につけた名前のディレクトリがあり、その中の[DocumentRoot]の中にWordpress一式が入っています。
では先ほどの「plugins」「theme」「uploads」を同じところにアップします。
5. WordPressの設定
Worpdressのプロビジョニング時に設定したホストにアクセスするとWPの設定画面が出るので設定します。
6. phpMyAdminをインストールする
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# cd /home/kusanagi/kusanagi-test/DocumentRoot |
ターミナルでドキュメントルートに移動します。
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# wget https://files.phpmyadmin.net/phpMyAdmin/4.7.1/phpMyAdmin-4.7.1-all-languages.zip |
phpをインストール
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# unzip phpMyAdmin-4.7.1-all-languages.zip |
解凍します。
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# mv phpMyAdmin-4.7.1-all-languages phpmyadmin |
リネームします。
7. データベースの復元
先ほどインストールしたphpMyAdminにブラウザでアクセスし、ログインします。自分のAzureサブドメイン/phpmyadminです。
①サイドバーのwordpressデータベースを選択。(先の設定でつけたデータベースネームになっているはずです)
②Check allにチェック
③チェックしたものを削除
削除した後はバックアップしておいたデータベースをインポートします。メニューバーのインポートをクリックします。
ファイルを選択をクリックし、データベースバックアップファイルをインポートします。BackWPUpを使っているなら〇〇.splというファイルがあるはずですので、それです。アップロードしたら、ページ下部の[実行]ボタンをクリックします。
8. 確認、切り替え
sftpでアクセスし、[wp-config.php]を編集します。
以下のテキストを加えます。
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define('WP_HOME','Azureのサブドメイン'); define('WP_SITEURL','Azureのサブドメイン'); |
これでサイトの確認を行い、問題がなければ[wp-config.php]を元に戻し、Azureで本ドメインと紐付けましょう。
そしてKUSANAGIコマンドでプロヴィジョニング時に指定した仮のAzureサブドメインを変更しましょう。ターミナル、ルートユーザーで
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# kusanagi setting --fqdn 本ドメイン |
これで移行できていると思います。
お疲れ様でした。